日本家屋は本来、パッシブデザインの性能をもっています。例えばよく言われる「立ちを低く、軒を深く」もそのひとつです。夏の高い太陽の光は軒に遮られ家の中には入ってきません。また、南北に開口部を設けることで、南からの風を家の中に通し涼しくすごせます。冬の低い太陽の日差しは家の奥深く差し込み、部屋を暖めてくれます。無垢の木が熱を蓄えて夜でも暖かく過ごせるのです。
無垢の木材には調湿作用があります。湿気が多いときには木が水分を取り込み部屋の中がサラリとします。壁に漆喰や珪藻土などを使うとで、さらに調湿作用が高まります。先人の知恵を活かし、断熱や遮熱といった現代の技術も取り入れることで、エアコンや暖房に過度に頼らなくても、快適に暮らせるすまいが可能なのです。
数寄は木材をはじめ、竹、草、土、石など、多種多彩な自然素材で構成され、それらの素材が本来そなえている性質や美しさが活かされています。
自然と建築の調和…自然を楽しむという精神は日本文化の特徴のひとつです。自然といっても、自然そのものではありません。例えば、山から伐りだした丸太をそのまま用いるということではなく、素材の美を機能を引き出すために、細心の注意と加工を施します。本来、数奇とは因習にとらわれない自由な創作精神が生み出した建築なのです。
日本文化を受け継ぎ、伝統的工法を守りながら素材を吟味して造り上げる。シンプルでありながら、洗練された意匠として建築物に反映させる。時を経るごとに良さのわかる家。私は数寄の精神ですまいづくりを考えていきます。
すまいづくりにはさまざまなハードルがあります。
資金調達、コスト調整、工事の品質管理、建ててからのアフターケア…
御施主様の負担を減らしながら、理想に限りなく近い
納得のいくすまいづくりを応援します。
建築費の10%又は坪6万円程度です。
(構造計算を要する場合、別途費用がかかります)
※設計・管理費用は条件により前後いたします。
※建築確認や開発許可などの許認可申請費用が別途かかります。
予算がない時はお気軽にご相談下さい。
設計・監理費用支払いの時期と金額
設計・監理費用は契約から完成まで
3回に分けてお支払いただきます。
・設計監理契約時 ……… 10%
・実施設計完了時 ……… 70%
・監理業務完了時 ……… 20%